るろうに剣心の評価・考察・紹介


るろうに剣心剣術マンガの王道と言えば、平成の名作「るろうに剣心」でしょう。明治初期の混迷期の中で生きる人々をよく描いています。常に歴にの動乱がストーリーに絡んでいるので非常に面白いですね。

舞台は明治10年代からスタートしています。西南戦争からわずかに1年。混迷の時代から近代日本はスタートします。その中で刀を振るった男たちの物語です。髷を解き、刀を捨てた時代でも己が武士であることを止めなかった人は多かったと聞きます。主人公、緋村剣心はかつて、時代の波に曝され、人切り抜刀斎と呼ばれる伝説の人きりでした。しかし、新しい時代共に生きようともがきます。

明治という時代は、漫画で描くには非常に難しいと言われたそうです。特に明治初期は、様々な事に日本がもがき苦しんでいた時代です。その時代背景をうまく書き出した、るろうに剣心はとてもいい作品です。

魅力的なのは武士の時代の残照とも呼ぶべき登場人物達。幕府御庭番衆の頭目、四乃森蒼紫。元新選組3番隊組長、斉藤一。剣をふるって戦う姿は非常に格好いいものです。時代が変わろうと、彼らは己の信念に準じて戦います。動乱の時代を生きた彼らの姿に、胸を躍らせた読者も多いことでしょう。

何と言ってもその剣技が非常に格好いい!私が一番好きなのは回転剣舞六連。

現在20代後半の人々なら、中学生のころに必ず飛天御剣流を使ったことがあるはずです!(確信)