広島県呉市へ


ガス灯モデルの外灯2015年5月の連休を利用して、広島県呉市に行ってきました。中国地方に行くのは、高校の修学旅行以来久しぶりです。東北新幹線、東海道・山陽新幹線を乗り継いで広島まで!ゴールデンウィークじゃないと中々遠出できません。今回の目的は呉にある海軍関連のスポットめぐりです。

飛行機は予約でいっぱい・・・。それに三沢空港発・青森空港発、羽田経由・伊丹経由ではあまり時間的な優位を活かせません。どうしても広島到着が夕方に・・・。だったら新幹線の始発で低予算で行った方がいいですね。

埼玉で働いていた時以来、東海道新幹線に乗りました。八戸・東京間が3時間、東京・広島が約4時間、計7時間です。どっぷり本を読むことができます。

ホームで、デジタル一眼を使って写真を撮っていたら、どこからともなく「てっちゃんや・・・(ひそひそ)」という感じの声が聞こえました。何という屈辱。よりによって鉄オタと間違われるとは。鉄オタではないのに・・・。

東海道新幹線

広島駅に到着、あまり大きいって感じでもありません。まあ、東京駅などに比べたら・・・という感じで。京都駅などの方が大きいですね。
しかし、十分大規模な駅です。駅前から街並みを見ると、かなり大きな都市ですね。駅の構内には、さすが広島・・・マツダの車が展示されていました。

広島駅から呉市まで、ローカル線に乗って出発します。4両編成の完全地方線。トイレがついている電車です。少し走ると、広島の、瀬戸内海の海岸線が見えます。これは素晴らしい。南国って感じも若干します。

東北から西国に行くと、本当にいいところだと感じますね。湘南とか、房総沿岸みたいな所と少し似てますが、どこかやはり違う地域だと思います。

呉市に到着しました。前々から行ってみたい地域ではありました。念願の呉市です!駅前は、ショッピングモールと連絡通路で繋がっています。呉駅自体はそんなに大きくありません。周辺もあまり繁華街って感じもしません。

まず気が付いたのは、かなり整備されている都市だと思いました。さすが海軍・海自の街。それに重工業関連の会社も多いので、儲かっているのですかね。

歩道はかなり広い!しかも煉瓦敷き。ちゃんと植樹もしてあって、綺麗にしています。車線も3車線が普通。人工は20万人強。八戸市より少し大きい程度でしょうか。

オシャレな街並み

しかし、かなり計画的に整備された都市です。元々、ここは漁村で、小さな干拓地が点在していた土地だったと言います。塩田などもあったという、ど田舎だったのを埋め立てて作ったのが呉市。

元々江戸時代、広島藩の芸州浅野家が少しずつ埋め立てていた土地を、明治になって海軍の根拠地として整備したのが始まりです。

近代国家が近代海軍を創建するにあたって、その根拠地として良港を求めるものです。軍港の設置というのが、近代では大きな問題だったのです。アメリカの真珠湾、ロシアのウラジオストック、ドイツのキール、旅順などの軍港は歴史の中でよく聞く土地です。

日本では最適な基地として選択されたのが呉。造船施設を作り、海軍の鎮守府を置き、まさに軍港を作り上げたのです。明治健軍以来、帝国海軍の一大基地として80年余。現在でも敗戦後の海上警備隊から海上自衛隊へとつながる拠点として機能しています。

町割りもきれいに区画整理を行い、水道や電気の整備もいち早く行いました。まあ、当初は海軍施設が最優先だったらしいのですが、それでも当時最先端の技術を用いて街づくりが行われたのですね。横浜に通じるものがあると思います。街灯もハイカラ感があります。ガス灯使用です。