軍艦榛名の記念碑も江田島市で見ることができます。戦艦榛名は金剛級戦艦の4番艦。太平洋戦争を生き延び、呉まで帰ってきます。大戦末期の空襲により、江田島沿岸で擱座してしまいます。江田島の崖の上には戦艦榛名と、近海で没した出雲の碑が立っています。
金剛級戦艦は、快速を活かして機動部隊の随伴と、ガ島砲撃戦と活躍します。日本戦艦の中でも一番活躍した戦艦なのではないかと言われています。
榛名はレイテの激戦に臨み、台湾沖で金剛を失うのを見、そして日本へ帰還します。大戦末期は組織的な艦隊行動もできず、多くの艦船と共に浮き砲台と化して最後を迎えます。
榛名の鎮魂碑は少々わかりにくい場所にあります。県道298号線を呉市方面から進み、崖傍の小さな道路をすすみます。結構急な坂があるので、運転にはくれぐれもご注意を。
道路傍の木々でさえぎられ、榛名の鎮魂碑の場所が少し見えにくいかもしれません。しかし、道路のそばに駐車スペースがあり、公衆トイレもあるので、近くまで行くとすぐにわかります。
軍艦榛名出雲戦没者留魂碑はかなり大きく。しっかりしたものが建立されています。当時の写真を見てみると、本当に榛名が擱座した場所の近くにあります。
かなり高い場所に碑は建立されており、江田島・呉近海に停泊する海上自衛隊の艦船が見えます。新緑の季節に行くと、木々が生い茂り、少々景色が見にくいかもしれませんね。
軍艦榛名出雲戦没者留魂碑を訪ねるには、レンタカーで行くといいでしょう。やはり電車バスが無いのが痛いですね。