今回ご紹介したいのはドイツ技術博物館です。ドイツと聞くと技術先進国というイメージがあります。私は軍事オタクですので、初めて実戦投入・量産化された第二次大戦中のジェット戦闘機や、夜間暗視装置、ロケット等々思い浮かびます。
しかし、そうした軍事的な要素を置いておいても、このドイツ技術博物館は一見の価値ありだと思います。ここは、ドイツの技術と工芸の歴史を学ぶことができる、大変勉強になる博物館です。軍事オタクではなくても、大変見ごたえがありますので、一押しの観光スポットです。
建物外観が面白く、屋上には飛行機が飾られているのが見えます。アメリカ製の輸送機でC-47です。飛行機関連の展示も多いと聞いていましたので、楽しみです。ガイドブックとかにも掲載されているので結構有名かもしれません。
なんでもベルリンから離発着する際に、飛行機の窓から見えるとか…。本当でしょうか。
実際に入ってみると分かるのですが、とにかく立体的に展示がされています。列車はずらりと並んでおり、列車の下部も見学できます。もちろん操車席や車両にも乗ることができます。また、飛行機は吹き抜けのフロアに所せましとあります。
哨戒したい写真がたくさんあるので、何回か連載形式でご紹介したいと思います。
このドイツ技術博物館の見どころは何といっても展示物の豊富さだと思います。近世の機織り機、鉄道、航空機など、見飽きることがありません。正直、一日時間をつぶせる規模です。
特に列車が好きな方。飛行機が好きな方は必見です。船舶関連は若干少ないかもしれません。ドイツの歴史的に、近代は海洋に出ていけなかったこともあり、海関連は少ないですね。
もちろん有料ですので、受付でチケットを購入し入場します。一階フロアにはお土産屋さんもあるので、帰りに購入してみてもいいかもしれません。
中には結構子供がいます。決してアミューズメントパークではないのですが、学習施設も兼ねているのでしょう。社会科学習に来ているのだと思います。
受付のフロアから二階に上がると、産業革命期の機織り機等が展示されています。たくさんの種類があります。イギリスや日本も同じですが、やはり紡績という産業は国家経済にとって非常に重要なようです。昔大学の授業でイギリスの産業革命について学びましたが、確か教授がそんなことを話していたような…。
順次進んでいくと、黎明期のコンピュータなどが展示されいます。ドイツにはコンラート・ツーゼ博士という人物がおり、コンピュータの先駆者として活躍したそうです。なんと1940年代にコンピュータを開発していたというから驚きです。
その他にも、いろいろな危機がたくさん展示されています。現代からすると、ずいぶんレトロに見えてしまいます。おそらく、今のPCの能力の何千分の1くらいしか能力が無いのでしょう。時代の進歩を感じてしまいます。
そうした機器関連は次回の記事でご紹介します。