【憂国雑記】自由民主党が好きだった
もうすぐ参議院選挙がありますね。これはおそらく15年ぶりの政局となるでしょう。小泉郵政解散や麻生政権の零落、そして第二次安倍政権。大きな山が動く時の空気を感じます。
冒頭のタイトルにある通り、少し自由民主党について雑記形式で所感を書き綴りたいと思います。
あまり政治や政局、主義主張について書くのは、このサイトの本義ではないのですが、管理者さんに許可をもらい掲載させてもらうこととなりました。
まず、私は自由民主党という政党が好きでした。保守合同以来、この国の外交・安全保障をしっかり守ってきた…と私は思っています。
岸さんは命がけで安保をやってのけたし、佐藤栄作はしっかりと日本を守り次世代にバトンタッチした。その後も大平正芳など、立派な宰相を輩出したのも自民党です。この国のかじ取りをしてきた実績と責任がある政党であり、保守の殿堂であると信じてきました。
ただし、あれだけの巨大政党です。金の問題も山ほどあり、スキャンダルや権力絡みの問題も雲霞のごとくでしょう。失政も山ほどあります。そのツケがいまやってきたようですが……。
今まで保守政党が自民党だけ…という構図もあり、保守支持者は自民党に投票していたのでしょう。ですが、選択肢が自民党だけだっただけで、昔から変な政治家がたくさんいたのも事実です。
経済政策は、正直税金は減らしてほしいというのが本音です。しかし、自民党税調や財務省は、増税が必要だという。現在はSNSや動画投稿サイトが広く普及してきたおかげで、いろいろな知識を取得することが可能となりました。
正直、国家百年の計をもって政権を運営してほしいと思います。自民党が増税が必要というのであれば、それを信奉するのもいいでしょう。正直、私は安全保障関連以外はあまり知識はありません。それでも、先述の通り経済政策に対して自前で調べて勉強することができます。その結果、どうしても自民党の主張が正しいとは思えないのです。
そして、専売特許としていた外交・安全保障政策は見るに堪えません。安倍晋三が草葉の陰で泣いている。
LGBT法案に始まり、選択的夫婦別姓など、文化伝統の破壊としか映らないのです。そもそもそれらが国会で議論すべき問題なのでしょうか? 貴重な時間で、そんな愚にもつかないことを議論すべき問題なのでしょうか?
親中・媚中の閣僚。スパイ防止法の必要性も明言できない大臣。これは保守とかリベラルとか関係なく情けないと思います。安倍晋三もきれいな政治家ではなかったかもしれませんが、それでも外交を駆使し、世界の中で日本を取り戻そうとしていました。
安倍晋三亡き今、自民党を支持する理由がなくなってしまいました。
唯一心残りがあるとすれば、高市さんですが、もうしばらく時間がかかりそうです。自民党は今一度下野して自浄作用などの新陳代謝を取り戻してほしいと思います。
私は、民主党政権時代でも自民党を支持していました。それは何度も言いますが、保守政党だからです。また、当時の民主党政治家がろくな政治ができるとは思えなかったのです。現実、外交や安全保障は最低でした。もし政権奪取が実現したら、うまく政権運営をしてほしいと思います。
現在保守ですらない自民党に、私は支持する理由がないのです。
いま、多くの政党があります。それはとてもいいことです。自身で考え、社会を考える人が多くなればいいなと思うこの頃です。