孤独のグルメ【シーズン1】第三話「汁無し坦々麺」の評価・考察・紹介


汁無し坦々麺孤独のグルメ第三話は池袋の汁無し坦々麺です。こうした何気ない食べものがテーマになっているのがいいですね。今回はゴロ―ちゃん、池袋のオフィス探しに来ています。

しかし、ひとりで仕事を切り盛りしているので、あまり大きなオフィスは必要ないかも。それに、腹が減ったといういつもの決まり文句で飯屋を探し始めます。そこで今回は汁無し坦々麺。

四川の香辛料を使った坦々麺。相当辛そうでした。日本人は辛いものは、カレーかキムチくらいしか知りません。いや、もっとたくさんの辛さを知っている方も大勢いるのでしょうが、代表的な辛さ、もしくは辛さといって想像できるものはやはりカレーかキムチなのだと思います。

しかし、四川の辛さは少し系統が違います。番組の最後、原作者の久住さんが実際にお店に訪問するコーナー「ふらっと久住」で言っていましたが、舌がしびれるような辛さなのです。四川料理専門店に行ってみると、色々な辛さに出会えるので面白いと思います。

しかし、このドラマの中にちょくちょく入ってくる、生活臭やリアルさはいったい何なのでしょう。今回で言えば、ゴロ―ちゃんは輸入食品専門店でしょうか?たくさん買い物をしていました。おまけにココナッツジュースを美味しそうに飲んでいます。こんな店、確かに東京にはありますね。

輸入食品の中には、日本人の舌にはさすがに合わない、ちょっとこれは無理・・・と思う商品もありますが、ココナッツジュースなどのように異様においしそうな商品もあります。しかも買ってみると実際においしいんです。

本当にこうした何気ない「食」の観点とから描かれる風景が本当に細かいと思います。

あまりストーリーには関係ありませんが、今回の客先にいた女の上司、非常に嫌な感じです。あんな感じの人がリアルにいそうなのが怖いですね。