孤独のグルメ【シーズン1】第二話「煮魚定食」の評価・考察・紹介


孤独のグルメ煮魚定食孤独のグルメ第二話の舞台は駒込です。また渋い場所を選ぶものですね。孤独のグルメはメジャーなお店と場所を選ばないところがポイントです。東京に長らく住んでいましたが、駒込には行ったことがありません。

井之頭五郎さんは、個人で仕事をしているので、仕入れや営業まで一人でやらないといけないみたいで大変です。駒込では古くからのお客さんの依頼を受けに来たそうです。

都市圏の公園では、たまにおじさんたちが将棋をしていますね。地方ではあまり見ませんが、確かに東京近辺ではよく見る光景です。ゴロ―ちゃんが負けん気を出して、一勝負しているところが面白いです。本当に謎のコミュニケーション。

そして、今回は煮魚定食です。いいですね煮魚!この歳になってくると、煮魚などの味を好んでしまいます。定食屋に行っても、肉の生姜焼き定食や揚げ物定食を注文する機会が減りました。ゴロ―ちゃんは煮魚にほうれん草の胡麻和えとひじきの煮物を頼んでいましたね。

こういった和定食が嬉しいんですよね。今回の私のゴロ―ちゃんの名言・迷言は「煮魚ってなぜこんなに白いご飯に合うんだろう。」です。たまに煮魚定食なんかを食べてみたくなってしまいまいます。

面白いのは、煮魚定食にシチューが付いてくるところ。和のものに洋食。体が温まっていいかもしれません。ここでまたゴロ―ちゃんが自問自答し始めます。「この流れに必要だっただろうか・・・?」今回は煮魚を楽しむことができて、寿分満足だった。しかし、シチューは美味しかったけれども、まったく違う方向性をあえて食事に組み込む必要はなかったのかもしれないと考えています。

煮魚定食と、ホウレン草やひじきといったいぶし銀な食事で十分満足できるものであった、とゴロ―ちゃんは考えているようです。ここが、孤独のグルメを考察するポイントかもしれません。しかし、「これが駒込流なんだろう」と言って納得してしまいます。

食事にもメニューにも、その土地やお店の特色があります。無下に否定したりはせず、それを楽しもうとする井之頭五郎の食事哲学です。