のんのんびよりの評価・考察・紹介


のんのんびより最近何も考えないで見ることができるアニメを見るようになりました。以前は結構考える攻殻機動隊とかを調子こいてみてました。しかし、最近は脳を使わずに惰性で見れるアニメなどが楽でいいことに気が付きました。

今年になって観賞を始めたのがのんのん日和です。とある田舎で暮らす小学生や中学生たち、その周りの人々との日常生活が描かれています。まさに2000年代からジャンルを確立した日常系というアニメの一つです。東京から転校してきた小学生、一条蛍が田舎で色々な体験をするというお話です。

川で遊んだり、虫を捕まえに行ったり、山で秘密基地を作ったり、素朴な田舎の風景が描かれます。キャラ萌えが完全に構成要素の大部分を占めています。素朴な自然の中で暮らす生活を描いているのは良いです。数人しかいない学校。24時間営業していないコンビニ。東京や携帯に憧れ、それを包み隠さずにいる姿はほほえましいです。

田舎を美化したアニメと、悲観的な見方をしている方たちもいます。もっと方言丸出しで、相互監視の狭いコミニティーが田舎の姿だと指摘するアンチもいます。

極東の東夷の土地に住む身としては、完全に同意します。風光明媚な光景が描かれますが、実際の田舎は堆肥の臭いや虫などが発生して、正直現実は美しい土や川だけではありません。しかし、日常系の作品ははっきり言ってそんなことはどうでもいいのです。そこに萌えがあれば何も問題はないのです。社会性のテーマを排除して、何も思考を巡らせないで見ることができるのが日常系なのでしょう。

”らきすた”、”けいおん”などのアニメと同じく、特にストーリーがあるわけではないので、見ているのが辛いという方も多いことでしょう。構成や脚本が下手なアニメでは、ストーリーや世界が作りこまれているのに、どこを目指して進んでいるのか分からくなってしまっている作品もあります。しかし、日常系のアニメに批判を持ち込んでもしょうがないことです。

アニメ作品にも時代の流行や、好き好きのジャンルが存在します。無下に否定することもないでしょう。しかし、得るものが何もないのも事実。アンチが湧くのもわかります。

面白い、つまらないという尺度で考察して見るのも筋違いと思いながらも、惰性やキャラ萌えで”見続ける”ことができる作品として確立されているのは、やはり大した作品の証拠ではないでしょうか。数多くある萌え系の中でも、アニメ化しているのは多くの方の支持を集めていることなのですから。

萌えを作り出し、それが商業化できるまでに大きな壁があります。日常系を批評することは、正直かなり難しい。というのも、私自身、あまり日常系を見ないということもありますが、批評や考察をするだけのテーマや観点を見つけることが非常に難しいです。

のんのん日和はこまちゃんがかわいいです。中の人の阿澄佳奈さんがいい味出しています。しかし、駄菓子屋こと加賀山楓が一番好き。元ヤン入ってますが、れんちょんに甘い所がいいですね。あとアニメの演出として兄ちゃんが面白いです。